家猫とサボテン

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生きづらい人生ですがなんとなく生きていきます

オタク文化の偏見と寛容【連続更新4日目】

こんにちは、しんです。

 

連続更新も4日目となり、ネタに困ってきました。笑

 

さて、ブログ読んでくださってる方ならわかる人もいるかもしれませんが、実は僕はアニメ・漫画・ゲーム等のいわゆるオタク文化と言われるものがけっこう好きです。

 

今日Amazon プライムで見てたアニメの中でオタク文化(特にアニメ)への偏見を描いた作品があったので今日はそれについて書こうと思います。

 

 

アニメ鑑賞の歴史

僕は兄の影響で小学生の頃からニコニコ動画を見てはいましたが、本格的にアニメを見はじめたのはガラケーを手に入れた中学生の頃です。

 

なぜその頃からなのかというと、ガラケーワンセグが使えたからです。

今でも「アニオタ=犯罪者予備軍」なんてニュースで言われるけれど、当時は秋葉原通り魔事件の影響もあってアニメ文化は(特に親世代から)遠ざけられるものでした。

 

僕は毎晩ワンセグ携帯の録画機能で深夜アニメを録画して見てました。

見るときは布団に潜り込んでバレないようにしてたのを憶えてます。笑

 

2000年台半ばに学生だった人たちは、インターネットの普及と『涼宮ハルヒの憂鬱』の放送によって多くの日本国民がアニメを認知した世代です。

 

僕はハルヒ世代からは少し遅れていましたが、アニメ文化は着実に根付いていて、中学の同級生男子の半分くらいはアニメの話ができる人たちでした。

同時にライトノベルも大流行しました。(僕のオススメは『電波女と青春男』)

 

アニメ文化への偏見

先ほども書きましたが、秋葉原通り魔事件が起きた時、ニュースでは犯人がアニメ好きであったことを執拗に報道しました。

 

さらに深夜アニメの特徴として、青少年には多少不適切な内容が含まれることが多いです。

 

エロゲ原作のアニメも流行ったため、R18のゲームをプレイしている中高生もおそらく多かったでしょう。

僕の兄は隠していた美少女ゲームラノベを親に見つかって激怒されていました…。

 

等々の理由で、オタクへの風当たりはとても厳しいものでした。

 

しかし、アニメと犯罪率の因果関係を明らかにした有名な研究はほとんどありません。

 

アメリカの研究でテレビゲームと犯罪率の因果関係について分析したものがありますが、あれはグラセフやCoDのような明らかに逸脱したゲームが対象なので日本のアニメ文化とは若干異なります。

 

実際にデータを取ってもいないのに「アニオタ=犯罪者予備軍」なんて垂れ流すのは単なる印象操作に他なりません。

 

人間は見たいものを見るので、意図していなかったとしても、アニメ好きは犯罪を犯しやすいだろうというマスコミの先入観が入り込んだ報道である可能性が高いです。

 

こういう偏見がオタク文化には常について回っていて、生きづらい世の中だなぁとつくづく思います。

 

アニメ文化の寛容

ですが、ここ十数年間で日本はアニメ文化に対してかなり寛容な世の中になってきたと思います。

 

日本のアニメ文化が海外に誇れるものであることに国民自身が気づき始めました。

 

政府がクールジャパンとか言い始めたのがいい証拠です。笑

 

一般的にも受け入れられやすい漫画や小説などが深夜アニメとして放映されることが増えたことも原因かもしれません。

 

僕の家でも『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメを家族全員で見ていました。

 

他にも『弱虫ペダル』や『鬼滅の刃』なども深夜帯ながらも人気を集めています。

 

けものフレンズ』は近年稀に見る大記録を打ち上げ、Mステで主題歌が歌われるまでになりました。(賛否両論でしたが…)

 

アニメ好きがそれを公言できない世の中というのはすごく生きづらい。

 

京アニ火災の時にも多くの言葉が寄せられましたが、「アニメに救われました」というメッセージがとても多くて心に残っています。

 

京アニへの寄付金も大量に集まりました。

 

このように、オタク文化は今や日本の文化です。

 

弱者こそアニメに救われることが多いと思うので、そういった弱者を支えるような社会であってほしいなぁとなんとなく思います。

 

まとめ

僕もアニメ好きを公言することができなくて、高校時代は話が合う人が全然いませんでした。

 

ラノベを読むことなんて当然できないので伊坂幸太郎ばかり読んでました。

 

しかし、インターネットの普及と共にみんなのコミュニティはどんどん細分化されています。

 

インターネット上ではマイノリティにも居場所があります。

 

僕もTwitterでアニメについて呟くことがありますが、このツイートを見た人に避けられる可能性を常に考えています。

 

ただ、どっちが好きで何を大切にしたいかを考えると、別に多少嫌われてもいっか。と思ってしまいます。

 

本当に不思議なもので、学校が違うだけで、学年が違うだけで、クラスが違うだけでオタク文化への寛容さは天と地の差です。

 

逆に言うと、その差はほんの刹那なのでしょう。

 

好きでも言い出せないだけかもしれないし、オタク嫌いのカースト上位に支配されているのかもしれないし、原因は多々あります。

 

ただ、まあみんなアニメ好きになれとは言いませんが、邪魔はしないでいただきたいかなって感じです。

 

僕らはひっそりと趣味を楽しんでいるだけなので、犯罪者予備軍なんて言って攻撃しないでください。

 

犯罪者はただの犯罪者です。

それがオタクの場合もあるし、ホストである場合もあるし、官僚である場合もあるっていうだけの話です。

 

 

おわり