家猫とサボテン

家猫とサボテン

生きづらい人生ですがなんとなく生きていきます

家を出る。【独り立ち大作戦】

もうすぐ体育会サッカー部を引退。

そこで何かが変わると思っていた。

なんなら今もまだそう思いたがっている自分がいる。

 

でも、実際どうなんだろう。

 

別に引退したからって何かが変わるわけではなくて、1日の長さがただ1.5倍に感じるだけなのではないか。

 

キャリアセンターに早いうちに行きなさい、と教授に言われ、半月以上経っただろうか。

いまだに行ってない。

 

卒業延期できるかどうか確認してこい、と親に言われて喧嘩になったあの夜から何日経っただろうか。

いまだに確認してない。

 

その全てが、「引退したらやる」で片付けられてしまって、本当にいいのだろうか。

 

と、ふと思った。

 

 

本編にはあんまり関係ありません。

 

 

『失敗』とは

 

昨日、リーグ戦最終節があって、高校の時の監督が試合を見にきてくれていた。

 

僕はまあ試合に出てなかったので応援してただけなのだが、一応試合後に挨拶に行った。

 

昔は怖かった監督だけど、今は冗談キツいお兄さんって感じで、お互いに接し方がかなり変わった気がする。

 

その人に「(卒業後)どこ行くの?」って聞かれて、少し困った。

 

自分的にはみっともない進路だったし、できれば封印しておきたい事実だから。

 

とりあえず色々失敗したので、「色々失敗しました」と言った。

 

そしたら「そんなの失敗じゃねえよ」と言われた。

 

高校時代の時も時々聞いた話だが、その監督は学生時代ほとんど勉強しないでサッカーだけやってきて、いざプロになれなかった時にすごく困ったらしい。

 

だからこそ勉強とサッカーの両立っていうのは大切だって見に染みて教わることができた。

 

それにしても、「そんなの失敗じゃねえよ」と言われたのは、正直かなりきた。

 

僕はとんでもない失敗をしたと思い込んでた。

言い訳がましく言うなら、親や環境にそう洗脳されていた、だ。

 

下には下がいるというか、自分がこれまでどれだけ恵まれて、それに甘えてきたのかを痛感した。

 

親元を離れたいと思う気持ちがますます強くなった。

 

地方に出て、たいして稼げない仕事をして、ブランドもののバッグなんか持ってない女の人と結婚して、子どもをマイルドヤンキーに育てる。

 

偏見ありすぎて申し訳ないけど、そんな生活の方が自分には合ってるのかもしれない。

 

っていうか、そもそも『失敗』ってなんだ。

 

傲慢にも程がある。

 

実際にそういう生活をしてる人たちを完全に見下してるじゃないか。

 

競争したい人は勝手にしてればいいし、お金が欲しけりゃご自由にどうぞ。

 

僕までそこに巻き込まれることはないんだ。

 

切り拓く

 

高校の時の部活の先輩が、クラウドファンディングをはじめた。

 

お世話になった農家の方にサッカーの試合をスタジアムで生観戦させてあげたい、という内容らしい。

 

大学生でも自分でお金を集めて、自分のやりたいことを叶えられる。

 

その可能性にハッとさせられた。

 

大学サッカー部の同期にもクラファンでフランス行った人がいたので、その可能性を忘れていた、と言った方が正しいかもしれない。

 

別にクラウドファンディングをします!っていう告知ではないけれど、いつかそういう選択をするかもしれないとだけ言っておこう。

 

道というのは自ら切り拓くものだ。

 

そうだ、承太郎もそう言ってたじゃないか。

 

限界集落に家を買いたい』とかで支援を募ってみるのもいいのかもしれない。

 

独り立ち大作戦

 

なんにせよ、一人で暮らしていけることを親に証明するまでは、全部お預けだ。

 

生活力と資金力。

 

自立に必要なのはそれだけ。

 

色々調べて勉強して、実践して納得させる。

 

独り立ち大作戦、はじまる。

 

 

おわり